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地盤保証会社が増えてきました。
地盤保証を取り扱うにあたり、いかなる法人であろうとも、保証料として徴収した資金を、その法人収益の柱としてはならないものです。
当たり前のことですが、保証料とは、住宅の不同沈下に対するリスクヘッジに充てられるものであります。
故に、地盤保証会社は、一旦事あるに備え、長期永続的な保証を、その全力をもって維持していくことが責務なのです。
これに反し、昨今、出現した地盤保証会社には、利益追求型の法人が多く、本当に残念なことと言わざるを得ません。
また、保証とは、あくまでも、品質(安全性)が確保されたものについて存在するものであって、保証があるから、その品質(安全性)はどうでもよいとするのは、明らかに間違った考え方です。
かかる地盤保証会社が、多く目につくようになったので、敢えて申し上げているのです。
例えば、家が傾いても保証があるので、それで修復すればよいというのでは、バイ菌だらけの食べ物を食べた後に、治療代を保証されるのと大した違いはありません。
地盤保証については、もっともっと慎重かつ重く捉える必要があるのではないでしょうか?
誰にとっても、住宅と常にそれに付帯する地盤は、生涯最大の買い物じゃないですか!!
その地盤の品質(安全性)の穴埋めを地盤保証でやるつもりですか?
津波、地震、地崩れ、不同沈下・・・。 何があるかわかりません。
建物の性能を考えるなら、地盤から・・・。 掘っ建て小屋を建てるわけではありません。
それで、安全といえるのですか? それで、安心できるのですか?
この際、ハッキリと言わせていただきます。
地盤保証のみが一人歩きし、その保証をもって「地盤の品質(安全性)」の穴埋めをするなど、到底許容できるものではありません。
住宅の建築にたずさわる者、すべてが最優先しなくてはならないこと、それはあくまでも安全性の確保なのです。
一般社団法人 地盤保証検査協会
理事長 森川 良三 (代表理事)